東京大学情報基盤センター

スーパーコンピューティング研究部門

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概要

グランドチャレンジの基盤をつくる

身の回りのPCの数百倍から数十万倍の計算性能を持つスーパーコンピューターは、建築物などの耐性設計や航空機の空気抵抗シミュレーションなどのようなエンジニアリング、分子レベルでのタンパク質と薬の相互作用の推測というように、大量の数値計算を必要とする多彩な問題の解決に使われています。また、数千億の星からなる銀河系が衝突したときに何が起こるかシミュレーションし、実際の観測結果と照らし合わせれば、宇宙のなりたちの仮説理論を検証できます。スーパーコンピューターは、いまや現実の世界では不可能な実験場となり、シミュレーション計算は「理論」「実験」に次ぐ第三の科学といわれています。

私たちは、このようなコンピューターの次世代をどのように構築していくか、要素技術の検証を重ねながらプランニングするとともに、数値計算プログラムの開発手法やスーパーコンピューターセンターの運用に役立つ技術を研究しています。

情報基盤センターは、日本の学術研究の計算基盤の中核拠点としての役割を担っており、設置されているスーパーコンピューターは、大学・研究機関の1,500を超えるユーザーに利用されています。現在のスーパーコンピューターは数百から数千ものコンピューターをつないで構成され、そこから性能を引き出すために専門的なプログラミング方法を用います。その手法の普及活動もたいせつにしています。

研究テーマ

アプリケーション開発環境ppOpen-HPC

大規模化していくスーパーコンピューターの能力を誰でも簡単に引き出せるように、数値計算ライブラリや自動チューニング機構を備えた、オープンソースのアプリケーション開発環境を研究・開発しています。

次世代・次々世代スーパーコンピューターの検討

次世代、次々世代のスーパーコンピューターの要素技術を検証し、機能や性能要件、実現の可能性を研究します。エクサフロップスクラス(「京」の100倍の性能)のシステムを視野にいれ、メニーコアプロセッサ向けのシステムソフトウェアを試験実装することも、そのひとつです。