中川裕志教授 最終講義&懇談会のご案内
本年度で定年退職される 東京大学  中川裕志教授の最終講義および懇親会を下記のとおり開催いたします。
この機会に是非とも皆様お誘い合わせの上、多数のご臨席を賜りますようお願い申し上げます。

【最終講義】
1.日時・・平成30年3月1日(木)16時30分〜18時30分 (受付開始16時)
2.場所・・東京大学本郷キャンパス 工学部2号館213
3.   講義題目・・ 人工知能と社会
4.  講義内容

概要
前半:人工知能脅威論に関して論じます。
 人工知能脅威論をよく耳にしますが、悲観、楽観が入り混じって誤解も蔓延しています。ここでは、人工知能の進化した姿であるとされる汎用人工知能の可能性についてお話します。この結果を踏まえて、人工知能脅威論の根源にある世界を支配する単一の超知能の可能性を分析し、仮に超知能に近い汎用人工知能が実現しても、単一ではなく群雄割拠状態になる可能性が高いことを論じます。
 人間のように振る舞う人工知能(AI)と、人間の知的能力支援ツール(IA)との見方によって、人工知能と人間のかかわり方がどう変わってくるかを起点にして、現在、我々が脅威を感じるべき問題として人工知能が人間の職業を奪う様相について論じます。
後半では人工知能と社会の関係に焦点を当てます。
 まず人工知能の倫理に関する最近の状況を説明します。人工知能学会、総務省、FLI(Future Life Institute)、IEEEなどで人工知能の倫理基準が提案されてきています。これらの提案の概要を前半の話に沿って考えてみます。
 次に、人工知能の倫理の中でも重要なプライバシーの保護に関して、最近の法制度整備状況と社会への影響、プライバシー保護技術の概観と研究状況、個人データ流通への展望などをお話します。

 目次
        シンギュラリティ: 目的特化AI,汎用目的AI,汎用AI,超知能
  人工知能のアーキテクチャと意識: 包摂アーキテクチャ、焦点移動、目的と意識
  人工知能が人間の職を奪うとき
  人工知能小史: AI vs IA、人工知能依存症、中毒症ないし悪用
  人工知能の倫理: プライバシー、LAWS、AGI、年少者と高齢者、
  法制度とプライバシー保護: プライバシーの定義、GDPR、対AI拒否権、
                AIと著作権、改正個人情報保護法、
                プライバシー保護技術、匿名化、PWSCUP
 
【懇談会】
1.日時・・平成30年3月1日(木)19時〜21時00分 (受付開始18時40分)
2.場所・・東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター  伊藤謝恩ホール ※変更になりました
3.会費・・3000円

お手数ですが懇親会に出席される方は下記のフォームにて、1月19日(金)までに出欠をお知らせ下さい。

ーー>懇親会は下のフォームではすでに締め切りとなっておりますが、多数の方から参加希望をいただいておりますので、当日参加も可能になりました。
懇親会当日参加は佐藤までご相談ください。

また、最終講義のみ出席の方は、当日直接お越しいただいても歓迎いたします。
なお事前準備のため、できれば事前参加登録いただけるとありがたいです。

本件連絡先
東京大学 佐藤一誠
E-mail: sato __at__ k __dot__ u-tokyo.ac.jp
 
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