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永井佑紀准教授がHPCIソフトウェア賞を受賞

東京大学情報基盤センター学際情報科学研究部門の永井佑紀准教授が東京女子大学の富谷昭夫講師とともに開発したソフトウエア「JuliaQCD」が、一般社団法人HPCIコンソーシアムが設立した「HPCIソフトウェア賞」の開発部門賞において、優秀賞を受賞しました。

HPCIソフトウェア賞は、大規模計算などの計算科学分野の発展に貢献したソフトウェアのうち特に有益と認められた若手のソフトウェアの開発者・団体、あるいは若手の普及に貢献した者・団体を奨励するために設立されました。

受賞にあたり、永井佑紀准教授は、「JuliaQCDは、格子量子色力学(QCD)の数値計算を行う高速で柔軟性の高いソフトウェアです。JIT(Just in Time)コンパイラを採用しているJulia言語を使うことで、事前のインストールなしに、ラップトップからスーパーコンピュータまで同様に動作します。また、MPI並列やGPU計算にも対応し、初心者向け講習から最先端の研究まで使われています。今後も継続的に開発を行い、より使いやすいものにしていきたいと思っています」とコメントしています。

HPCIソフトウェア賞の授賞式は5月30日にオンラインで開催され、受賞者には賞牌と賞状が贈られました。

関連リンク
HPCIソフトウェア賞ホームページ
論文 “JuliaQCD: Portable lattice QCD package in Julia language”
JuliaQCD(Github)