東京大学情報基盤センター

ニュース

ホーム > ニュース > 下川辺准教授が第23回計算工学講演会において「グラフィクスアワード」特別賞を受賞しました。

下川辺准教授が第23回計算工学講演会において「グラフィクスアワード」特別賞を受賞しました。

下川辺隆史准教授が6月6日~8日に名古屋市(ウインクあいち)で開催された第23回計算工学講演会(主催:一般社団法人 日本計算工学会)において「グラフィクスアワード」特別賞(2賞)を受賞しました。

「グラフィクスアワード」は計算工学講演会論文集に掲載された論文に含まれるコンピュータグラフィックスのコンテンツの中から優秀と認められるものに贈られるもので、特別賞はその選考基準ごとに4賞が授与されますが、そのうちの2賞(MSC Apex賞、 Visual Computing賞)を同時受賞しました。

受賞した作品は、今後の計算科学・工学で必要とされる適合細分化格子法を複数GPU計算で実現し局所的に高精細な計算を達成したこと、また、赤と白のコントラストが混ざっていく様子がとてもきれいで、可視化の美しさや芸術性なども評価されました。

<作品タイトル>

GPUを用いた適合細分化格子法(AMR法)によるレイリー・テイラー不安定性の高精細計算

<受賞した作品>

動画はこちらからご覧いただけます。

高精細が必要な領域を細分化できる適合細分化格子法を簡単に適用できる複数GPU用のフレームワークを構築し、これを用い8台のGPUで2次元圧縮性流体計算によるレイリー・テイラー不安定性を計算した。 図中のどの格子もその大きさに関わらず16×16の計算格子を表す。5つの異なる大きさの計算格子を用い、計算格子幅は最大16倍異なる。密度の異なる二流体が混ざる界面近傍で多くの計算格子が使われている。

 

表彰式の様子

表彰式の様子

特別賞二つの表彰状

特別賞二つの表彰状