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中村遼助教がACM/IEEE Symposium on Architectures for Networking and Communications Systems (ANCS’18)において、Best Paper Awardを受賞しました。

7月24日、中村遼助教が、ACM/IEEE Symposium on Architectures for Networking and Communications Systems (ANCS’18) において、Best Paper Award を受賞しました。

論文タイトル:Grafting Sockets for Fast Container Networking

著者: Ryo Nakamura (The University of Tokyo), Yuji Sekiya (The University of Tokyo), Hajime Tazaki (IIJ Research Laboratory)

論文の概要:

本研究では、Linuxコンテナ環境において、コンテナ内のネットワークスタックをバイパスする新しいソケットアドレスファミリを開発しました。また、動的にライブラリ関数を差し替える手法を応用することで、既存のアプリケーションに変更を加えることなく本手法を適用することが可能です。本手法によって、コンテナ環境に起因するネットワーク性能の低下を軽減し、コンテナ上のHTTPサーバを用いた評価実験では10から40%ほどのネットワーク性能の向上を実現しました。

受賞の様子