東京大学情報基盤センター

ネットワーク研究部門

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概要

情報ネットワークの基礎技術から応用までを研究するとともに、5つのキャンパスと複数の研究施設を結ぶ学内ネットワークシステムを構築しています。

ネットワークとコンピューティングの融合による情報基盤の高度化

日本のインターネットは、1986年、東京大学の情報基盤センター(当時大型計算機センター)、慶應義塾大学、東京工業大学の間を実験ネットワークでつなぐことから始まりました。今では、インターネットは日々の生活に欠かせないものとなり、その安定性、信頼性に対する要求もたいへん大きくなっています。また、ネットワークとコンピューティングの融合が進み、情報基盤の高度化にはこの2つを切り離して考えることはできなくなりました。さまざまな脅威が増えるなか、セキュリティも重要な課題です。私たちは、ますます重要度を増すネットワークとコンピューティングについて、基礎から応用まで幅広い研究を進めています。研究は、学内ネットワークシステムUTNETの設計・運用・構築と一体になっており、研究の成果を運用に活かすとともに、運用で得られた知見を研究につなげています。

研究テーマ

インターネットトラスト技術

信頼できるネットワークとコンピューティングを実現するため、数理論理に基づく解析的なインターネットセキュリティモデルの構築、トラストフレームワーク、それに関連する暗号技術に基づいた方法論を研究しています。また、機械学習の数理的な評価に関する研究も行っています。

ネットワークの高速化・高度化

汎用オペレーティングシステムにおけるネットワーク処理の高速化や、バックボーンネットワークの柔軟な制御手法について研究しています。また、リアルタイムIoTを支える情報基盤のアーキテクチャに関する検討も行っています。

日常生活の体験を拡張するユーザーインタフェース

新しい体験の創造を目指し、AR/VR環境におけるインタフェースや感覚間の相互作用を用いたインタフェースを研究しています。また、スマートフォンなどの携帯デバイスを用いたインタラクション技術や行動認識、認証技術に関する研究も行っています。

ASANOシステム

オーバーレイネットワーク技術(SD-WAN)を活用し、あらゆる場所で、必要とされるリソースとセキュリティ機能を備えたネットワークを即座に提供できるシステムを研究開発しています。