東京大学情報基盤センター

学際情報科学研究部門

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概要

学際的な情報科学研究を促進する共同研究やシンポジウムを提供するとともに、次世代の情報社会を導く革新的な技術と知識を創出します。

学際的な情報科学研究を先導する

学際情報科学研究部門は、情報基盤センターの研究部門を横断する形で活動する組織です。旧学際情報科学研究体を改め、2023年10月に発足しました。私たちのミッションは、大規模情報処理や情報基盤に関する研究を学際的な視点で結びつけることで、革新的な技術と知識を創出し、新たな情報科学の未来を切り開くことです。当センターは、8つの大学(北海道大学、東北大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学)から構成される学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)の中核拠点であり、そのなかで本部門は国内だけでなく世界に開かれた学際的な情報科学研究を推進しています。

研究テーマ

情報科学 × 物質/材料科学

AI技術で加速するシミュレーション―近年、物質材料科学研究におけるシミュレーションの役割は増大していますが、計算コストが大きく、まだまだ改善の余地があります。そこで、AI技術を使用してシミュレーションを高速化・簡便化し、これまで計算できなかった物質材料科学領域の開拓を目指しています。

情報科学 × 食/環境

人と地球の健康のためのAI技術―画像認識や自然言語処理といったマルチメディア技術を使ったアプリケーションを開発しています。アプリを通じて収集したリアルなデータは、より実用的なAIモデルの構築を可能とします。

情報科学 × 宇宙/医療

複雑な世の中の変化に適応するAI技術―未来における適切な解がわからない問題に適応可能なAI技術(主に進化計算、強化学習、深層学習)を探究し、自律宇宙探査機、交通網最適化、医療(睡眠、認知症など)、ヘルスケアなど幅広く展開しています。

情報科学 × 気象予測

データ同化と気象予測―気象予測をはじめとするシミュレーションの精度改善へ向け、データ同化手法の開発や機械学習の応用を研究しています。

情報科学 × 惑星大気物理化学

観測データ大規模利活用で拓く次世代惑星探査―電波望遠鏡(写真)が生成する高精度・高頻度の惑星観測データから有用な環境パラメータを引き出す技術を開発し、「探査機を使わない惑星探査」の時代を創ります。

学際研究–バックボーンの異なる研究者が交差するところ