東京大学情報基盤センター

柏キャンパス一般公開2023

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柏キャンパス一般公開2023

東京大学柏キャンパス一般公開2023は2023年10月27日〜28日にかけて開催されました。
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本ページでは、柏IIキャンパスの情報基盤センターで開催された企画の様子を紹介し、ポスターやスライドを公開します。

見学

柏IIキャンパスの情報基盤センターのスパコン室にある、「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステム Wisteria/BDEC-01 や データ活用社会創成プラットフォーム mdx を公開、最新のシステムを好きなだけみられる自由見学と、研究者がご案内するガイドツアーを開催しました。

展示・体験

柏キャンパスと遠隔の森とをインターネットでリアルタイム接続し、自然とのつながりを感じる「テレヤッホーシステム」の体験や、情報基盤センターで行われている研究を紹介するポスター展示などを行いました。

テレヤッホーシステム

柏キャンパスと、遠隔の森とをリアルタイムにインターネットを介して接続し、ユーザの発する音やユーザが実際の自然環境で感じる茂みのざわめき、動物の気配のやりとりを通じて、自然とのつながり感を醸成するインタフェース「テレヤッホーシステム」を体験。27日(金)15時30分からは2階イベントスペースで仕組みについての講演も。

ポスター展示

東京大学情報基盤センターと、国立情報学研究所(NII)で行われている研究活動を紹介するポスターを展示し、研究者と来場者の皆様の対話の場としました。

ポスタータイトル 発表者
インターネットをかたちづくるモノ 中村遼 准教授(東京大学情報基盤センター ネットワーク研究部門)
計算機に閉じ込めた惑星を観測しよう 飯野孝浩 特任准教授(東京大学情報基盤センター 学際情報科学研究体)
大型電波望遠鏡を支えるICT 高橋茂 技術補佐員(東京大学情報基盤センター 学際情報科学研究体)
国立情報学研究所 学術研究プラットフォームのご紹介 国立情報学研究所
クラウドや計算資源を簡単に使う:学認クラウドオンデマンド構築サービス (OCS) 大江和一 特任准教授(国立情報学研究所クラウド基盤研究開発センター)
研究データと計算資源をつなぐ:GakuNin RDM + データ解析機能 藤原一毅 准教授(国立情報学研究所 オープンサイエンスセンター)

マルチモニタデモンストレーション

「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータ「Wisteria/BDEC-01」システム紹介

講演

見えない世界をVRで共有

開催日時 10月27日(金) 14:00-15:00
講  師 雨宮智浩 教授(東京大学情報基盤センター 情報メディア教育研究部門)
概  要 VR(バーチャルリアリティ)を使うと自分以外の誰かの視点で、その人の世界を体験することができます。今回はロービジョンの方(視覚によって日常生活に不自由をきたす方)の見えについてVRを使って共有するシステムを紹介します。仕組みの説明と体験会を行います。

冬眠するブラックホール
~銀河衝突がもたらす大質量ブラックホールのエネルギー源の流失~

開催日時 10月27日(金) 15:00-15:15
講  師 三木洋平 助教(東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング研究部門)
概  要 中心に巨大ブラックホールを持つ銀河に、銀河がぶつかってくると何が起こるのでしょうか? スパコン上での数値実験によって明らかになった、ブラックホール活動の休眠メカニズムについて紹介します。
スライド

人工やまびこ装置:テレヤッホーシステム

開催日時 10月27日(金) 15:30-16:00
講  師 小林博樹 教授(東京大学情報基盤センター データ科学研究部門)
概  要 柏キャンパスと、遠隔の森とをリアルタイムにインターネットを介して接続し、ユーザの発する音やユーザが実際の自然環境で感じる茂みのざわめき、動物の気配のやりとりを通じて、自然とのつながり感を醸成するインタフェース「テレヤッホーシステム」について解説します。

計算機に閉じ込めた惑星を観測しよう

開催日時 10月27日(金) 16:00−16:30
講  師 飯野孝浩 特任准教授(東京大学情報基盤センター 学際情報科学研究体)
概  要 土星や海王星など遠く離れた惑星の環境を、時間もお金もかかる探査機を飛ばすのではなく、アルマ望遠鏡などの地球上の望遠鏡の膨大なデータを使って調査する研究についてお話しします。
本研究についてはポスター展示も行っていますので合わせてご覧ください。
スライド

シミュレーションってなあに? – スパコンで再現する物理現象

開催日時 10月28日(土) 11:30-11:45
講  師 下川辺隆史 准教授(東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング研究部門)
概  要 意外と身近なところでも活躍しているスパコンによる物理シミュレーション。その原理を解説します。
スライド

AIとスパコンが生み出す次世代の科学技術シミュレーション

開催日時 10月28日(土) 12:00-12:15
講  師 塙敏博 教授(東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング研究部門)
概  要 これまでのスパコンによるシミュレーションにAIを組み合わせることによって、飛躍的な成果が期待されています。そんな最先端の動向をご紹介します。
スライド

人類と地球を護るスパコン:「計算・データ・学習」融合による地震シミュレーション

開催日時 10月28日(土) 12:30-12:45
講  師 中島研吾 教授(東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング研究部門)
概  要 リアルタイム観測データによって地震発生時の波動の伝播をより正確に予測する新しいシミュレーション手法について紹介します。
スライド
   

天気予報ができるまで:観測・スパコン・AI

開催日時 10月28日(土) 13:00-13:15
講  師 山崎一哉 助教(東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング研究部門)
概  要 現代の天気予報は、観測・スパコン・機械学習といった様々な技術を組み合わせて実現しています。その仕組みや最新の動向をご紹介します。
スライド

スーパーコンピュータはなぜ速い!? その仕組みを徹底解説

開催日時 10月28日(土) 13:30-13:45
講  師 住元真司 特任教授(東京大学情報基盤センター スーパーコンピューティング研究部門)
概  要 スーパーコンピュータはなぜ速い!? その仕組みは案外皆さんの身近なところにヒントがあるのです。その仕組みを徹底解説いたします。
スライド

VR漫才体験

開催日時 10月28日(土) 14:00-15:00
講  師 雨宮智浩 教授(東京大学情報基盤センター 情報メディア教育研究部門)
概  要 VR(バーチャルリアリティ)を使って、お笑い芸人になってみませんか?M1チャンピオンの漫才をVRで実演すると日常会話がうまくなるかもしれません。仕組みの説明と体験会を行います。
※HMD使用のため、13歳以上の方のみVR体験に参加いただけます。

mdx でも、セキュリティはとっても大事

開催日時 10月28日(土) 15:00-15:30
講  師 宮本大輔 准教授(東京大学情報基盤センター データ科学研究部門)
概  要 Q.セキュリティは大事……って本当ですか?A.本当です。日本でも海外でも、大量の個人情報や研究データが漏えいしています。mdxでもセキュリティはとっても大事。mdxのセキュリティ専門チームの活動を紹介します。
   
   

mdxを使ったデータ解析を簡単に始めるしくみ

開催日時 10月28日(土) 15:30-15:45
講  師 大江和一 特任准教授(国立情報学研究所 クラウド基盤研究開発センター)
藤原一毅 准教授(オープンサイエンス基盤研究センター)
概  要 NIIが提供する研究データ管理基盤 GakuNin RDMとmdxをつなぐことで、研究者は容易にデータ解析を始めることができます。データ解析環境のしくみをご紹介します。

インターネットで調べるよりもインターネットの仕組みがわかるインターネットの話

開催日時 10月28日(土) 16:00-16:30
講  師 中村遼 准教授(東京大学情報基盤センター ネットワーク研究部門)
概  要 だれもが日々使っているインターネットですが、地球上のどこかからみなさんの手元の機械にデータがやって来るためには様々なタネや仕掛けが存在します。そんなインターネットがどうやってできているのか紹介します。